たくさんの中から選ぶランドセル。
6年間使うものだからと考えて、「飽きのこないもの」「高学年になっても使えるもの」という視点で選ぼうとしていませんか?
地域や学校などにもよりますが、卒業までランドセルを使わないかもしれません。
高学年になる頃には、リュックサックなど違うカバンで通学するケースもあるのです。
ランドセルって何年生まで使うのでしょうか?口コミから事情を探りました。
およそ2割は、ランドセルを卒業まで使わない!
ランドセルは、6年間使うことを想定して製品開発されています。
ところが、あるランドセルメーカーが行った調査によれば、最後まで使い続けた人は76.0%という結果となりました。
つまり、およそ2割の子どもは、途中から「ランドセル以外のカバン」を使っているということです。
下記がそのアンケートの結果です。
【質問】ランドセルを小学校の最後まで使いましたか?
- 小学校入学~卒業まで使い続けた 76.0%
- 途中でリュックサック等に切り替えた 24.0%
(引用)VONDS「高学年からリュックに切り替える人が多いのはなぜ?」
ランドセルは、小学生の通学に適したカバンです。
とても丈夫で、雨がかかっても中の教科書やノートが濡れることはありません。
両手も空き、もしもの転倒時にはクッションの役目も果たします。
でも卒業するまで使う子もいれば、使わない子もいるのです。
アンケートの数字を当てはめると、10人いれば8人が最後まで使い、2人は使わない計算になります。
「最後まで使わない!」派の口コミをチェック!
ここで「最後まで使わない(もしくは自分が使わなかった)」という方の口コミを見てみましょう。
口コミ1
- 息子の通う学校は、3年生以上になるとリュックなどにする子が多くなります。
- ランドセルは4年生くらいから使わなくなりました。
- 高学年になるにつれて、ランドセル以外を使う子が出てきました。
- 3年生か4年生ぐらいで、みんな好きなカバン使い始めました
- 高学年になると、ランドセル以外のものを背負う子が格段に増えます。
ご覧のように「4・5年生」を境にランドセルから他のバッグに切り替えているようです。
他にも、
口コミ2
- 地元の北海道では、6年間ランドセルを使う風習がありません。
- 転校先では、2年生ぐらいまでしかランドセルを使わない子が大半でした。
- 地元では、6年間ランドセルを使う子の方が少数派です。
といったように、地域差も大きいようです。
ちなみに、代わりに持つバッグとして多いのがリュックサック。
その他には、スポーツバックや手さげといった声も見かけました。
ランドセルを使わなくなる理由は?
では、高学年になるとランドセルを使わなくなる理由は何でしょうか?口コミの中から、多いものを3つピックアップしました。
(1)周りがリュックを持ち始めたから
特に多かったのが、「周りがリュックを持ち始めたから」という理由です。
学校によっては、4・5年生になると、リュックサックを持つ子どもが増えてきます。
クラスメイトが次々とリュックサックを使うようになると、「ランドセルを持つのが恥ずかしい」と感じるようになる子もいます。そして、同じようにランドセル以外のカバンを使うようになる……という流れです。
もちろん学校の雰囲気にもよりますが、特に“おしゃれに敏感な女の子”に、その傾向が強いようです。
ランドセルを購入するとき、親としてはどうしても「こんなに派手な刺繍だと途中で飽きるのでは?」「もっと定番色のほうが、長く持ちやすそう」などと、つい無難なものを子どもにすすめたくなるものです。
でも、入学前の時点で個性的なランドセルを好む女の子は、おしゃれに高い関心を持っています。それならば、高学年になるまでと割り切って、好みに合うものを選ぶのも一つの選択肢と言えるでしょう。
(2)背が伸びたから
次に多いのが、「背が伸びたから」という理由です。
高学年に入ると、いわゆる成長期に入ります。どんどん背が伸び、一般的に男の子は12歳、女の子は10歳に、一度目のピークを迎えると言われています。
そのため、まだランドセルがきれいな状態であっても、サイズが合わなくなる子も出てきます。なにぶんランドセルは高額です。あと2~3年のために買い替えるのはもったいないからと、リュックサックなどで代用するのです。
ちなみに身長が伸びたとき、背負いにくくなる最大の要因は「肩ベルトの長さ」です。
肩ベルト自体が短いランドセルや、調整穴が少ないランドセルだと、高身長の子どもには窮屈になってしまいます。
もちろん、子どもがどれぐらい成長するかは未知数です。でもご両親が長身なら、子どもも身長が高くなる可能性が高いでしょう。
ランドセルを購入する際に、「身長何cmまで対応したランドセルなのか?」「肩ベルトは長くできるのか?」といった仕様を確認しておくと安心です。
(3)ランドセルが壊れてしまったから
高学年になってランドセルを使わなくなるのは、「壊れてしまったから」というのも理由の一つです。
たとえば「留め具が壊れた」「肩ベルトがちぎれてしまった」といった場合、買い替えずに違うもので代用し始めるのが、このパターンです。
ランドセルは基本的に、6年間使えるように頑丈に作られています。ただし、やんちゃな男の子の場合は、乱暴な扱いをして、ランドセルが壊れてしまうこともあります。
「6年間ちゃんと使ってほしい」と考えて購入するなら、6年間の修理保証がついているかを、必ず確認するようにしましょう。
もちろん最後まで使う子もたくさんいます!
ここまで、途中からランドセルを使わなくなるケースを見てきました。もちろん卒業まで大事に使う子もたくさんいます。
冒頭で紹介した「ランドセルを小学校の最後まで使いましたか?」というアンケート回答によれば、8割の子どもは卒業までランドセルを使い続けていることが分かります。
最後までランドセルを使った人の口コミを見てみると、
メモ
- 当たり前のように、みんな卒業までランドセルでした。
- もちろん6年間ランドセルです。高いのにもったいない。
- 違うカバンで行こうという発想すらなかった。
- 卒業式の日、ランドセルにメッセージの書き合いをする風習がありました。
- 祖母に買ってもらった思い出の品だから、当然最後まで使った。
といったように「6年間使わないことに、むしろ驚いた」という意見が目立ちました。
このように、高学年になってもランドセルを使うか使わないかは、地域や学校によって大きな違いがあります。
入学予定の小学校では、ランドセルをいつまで使うのかは、通学風景を見れば一目瞭然です。気になる場合は、ぜひ確認しておくことをおすすめします。
まとめ
大半の子どもが、卒業までランドセルを使います。とはいえ、高学年になると違うカバンに切り替える子がいることも事実です。
学校や地域差が大きいので、先輩ママに聞いたり通学風景を見たりして、あらかじめ事情を知っておくと良いでしょう。
低学年のうちしか使わないなら、あまり「高学年になっても飽きずに使えるデザイン」にこだわりすぎる必要はありません。とはいえ毎日使うものです。耐久性や機能性などはしっかり確認して、安心して使えるものを選びましょう。
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