小学校に入学して、荷物が多い日に活躍するのがサブバッグです。週末に給食袋や上靴袋を持ち帰ったり、学期末にはお道具箱や防災ずきん、座布団などを持ち帰ったりする際にも役立ちます。
入学直前は買い物も多く、一つずつに名前を書く作業も大変です。サブバッグだけでも、ランドセルを買うタイミングで揃えておくと後で楽できます。
「新1年生に合うサイズは?」「手作り?既製品?」「幼稚園や保育園のものではダメ?」など、小学校で使うサブバッグに関する、さまざまな疑問にお答えします。
荷物が多い日に欠かせないサブバッグ
普段の通学は、ランドセルだけで荷物が収納できます。ところが週末になると、ぐんと荷物が増えるのです。
教科書やノートがぎっしり詰まった重いランドセルを背負った上で、上靴袋や給食袋、時間割によっては体操服袋などを持って帰らなくてはいけません。
さらに荷物が増えるのが学期末。お道具箱や鍵盤ハーモニカ、防災ずきんに、粘土ケースに粘土板、絵画作品など、大きくかさばるものを持って帰ります。
まだ小さな新1年生が、これだけの荷物を持ち帰るのは大変です。ましてや、バラバラの状態では持ちにくく、両手に抱えた状態で歩くと転倒時が心配です。
サブバッグがあれば、荷物をひとまとめにして持ち帰ることができて便利です。
サブバッグは、入学式の日に、大量の教科書を持ち帰るときから早速活躍します。できればランドセルを購入したタイミングで、購入しておきましょう。ランドセルとのコーディネートもできますし、後々の準備が楽になるのでおすすめです。
サブバッグは手作り?購入する?幼稚園の絵本バッグもOK?
サブバッグをどのように準備するかは、家庭によってさまざまです。大きく分けて「手作りする」「既製品を購入する」「幼稚園や保育園で使っていた絵本バッグを使う」という3つがあります。
(1)手作りする
小学校への入学は、子どもにとって新しい門出です。「愛情がもったものを用意したい」「もともと裁縫が好き」というお母さんなら、手作りが良いでしょう。
手作りのメリットは、好きな生地を使って作れるということ。身長や体格に合わせてサイズや持ち手の長さを変えたり、ポケットをつけたりと、工夫しやすいのも魅力です。
(2)既製品を購入する
入学前準備は、思いのほかやるべきことがたくさんあります。「仕事を持っているので手一杯」「裁縫になじみがない」というお母さんなら、既製品を購入するのも良いでしょう。
既製品は「軽くて丈夫」「防水機能がある」など、機能性に優れたサブバッグがたくさんあります。上靴袋や巾着袋などを、同じブランドで揃えられるのも魅力です。
(3)幼稚園や保育園で使っていた絵本バッグを使う
入学準備は何かと物入りです。「絵本バッグがまだキレイだから」「しばらくは手持ちのもので様子を見たい」という場合は、幼稚園や保育園で使っていた絵本バッグで代用するのも一つの手段です。
まだ十分きれいな絵本バッグを使えば経済的です。子どもにとっても、慣れ親しんだバッグを使うことで、安心感を持てるというのがメリットです。
小学校で使う手提げバッグの大きさは?
では、小学校のサブバッグは、どれぐらいの大きさがいいのでしょうか?3つのポイントをお伝えします。
ポイント(1)基本は「幅40cm×高さ30cm」
新1年生のサブバッグとしては、「幅40センチ×高さ30センチ」のものが主流です。
いわゆる「レッスンバッグ」と呼ばれるタイプが、このサイズ。上履き袋や体操服袋、給食袋などがきっちり入ります。
サブバッグには、マチがあるタイプとないタイプがあります。マチがあると収容力は収容力がアップしますが、厚みがある分どうしてもかさばります。
まだ身体の小さい新1年生。普段の荷物なら、マチがないタイプで十分でしょう。
ポイント(2)ひと回り大きなバッグもあるとベター
普段の通学なら、「幅40センチ×高さ30センチ(マチなし)」のサブバッグを使えば事足ります。ただし、困るのが学期末です。
終業式前になると、お道具箱や防災ずきん、粘土セット、座布団などを持ち帰ります。基本的には日を分けて持ち帰りますが、荷物がかさばってしまうのです。
大きな荷物を詰めると、サブバッグはぎゅうぎゅうです。重いランドセルを背負い、中の荷物がはみ出し、今にも落ちそうなサブバッグを持ち、さらには置き傘も持って帰る……そんな姿を想像しただけで大変そうです。
可能であれば、ひと回り大きなサブバッグも用意しておきましょう。荷物を持ち帰る学期末はもちろん、新学期が始まって順次持って行くときにも活躍します。
ポイント(3)持ち手の長さに注意!
サブバッグを選ぶときに気をつけたいのが、「バッグの高さ」と「持ち手の長さ」です。
多くの小学校では、サブバッグは机の横のフックにかけておきます。そのため、バッグの縦寸法が長かったり、持ち手が長かったりすると、床について汚れたり、破れたりする可能性があるのです。
新1年生はまだ小さいため、机も低め。フックから床までは、およそ45センチです。
目安としては、持ち手上部からバッグ底面の長さが、40センチ以内に収まれば問題ありません。サブバッグを選ぶときはぜひ注意してください。
なお、小学校によっては、サブバッグのサイズ指定がある場合もあります。気になる場合は、近所の先輩ママに聞いてみると良いでしょう。
サイズが決まったら「使いやすさ」にも注目を!
小学校のサブバッグを用意するなら、サイズの他に使いやすさもポイントです。新1年生にとって、使いやすいサブバッグを選んであげましょう。
ポイント(1)軽くて持ちやすい
サブバッグには、たくさんの荷物を入れます。まだ小さい新1年生。バッグ自体が重くては、負担が大きくなってしまいます。なるべく軽いバッグにしてあげましょう。
ポイント(2)耐久性があり丈夫
軽いサブバッグがいいとはいえ、生地が薄すぎると破れやすくなります。手作りならキルティング生地やデニム生地、既製品を購入するならナイロン製やポリエステル製など、耐久性のあるバッグがおすすめです。
ポイント(3)肩からかけるならショルダー付き
持ち手の長いサブバッグは、底面が床につくためおすすめできません。とはいえ、持ち手が長いと肩からかけられる点はメリットです。
手で提げるより、肩からかけたほうが軽く感じます。もしもの転倒時も、手が空いていたほうが安心です。
「うちの子は小柄なので、できれば肩にかけたい」と考えるなら、ショルダー付きのサブバッグを選んであげましょう。
キャラクターものは避けたほうが無難!
サブバッグを選ぶとき、迷うのが「どんな色?どんなデザイン?」という点です。
(1)色
色に関しては、ランドセルとコーディネートすると統一感が出ます。でも子どもが持つものですから、基本的には「子どもの好きな色」にしてあげるのが良いでしょう。
(2)デザイン
デザインに関しては、先輩ママたちが口を揃えて言うのが「シンプルなものがいい」という点です。
幼稚園や保育園のときは、キャラクターものを好み、絵本バッグもお弁当グッズも全部キャラクターもので揃えて……という子どもも多いでしょう。
ケースバイケースですが、小学校に入った頃から、急速にキャラクターものへの関心は薄れる子が多いようです。もちろん「変わらずキャラクターものを喜んで使っている」という口コミも見かけます。でも、
- 「キャラクターものを持っている子もいるけれど、かなり少数」
- 「バッグ自体は無地だけど、ランドセルの刺繍に合わせてリボンのワッペンをつけた」
- 「長く使うなら、無地やギンガムチェック、ストライプなどが無難」
など、やはりシンプル派が大半のようです。「いま好きだから」という理由で、キャラクターものにするのは、少し考えたほうが良いかもしれません。
男の子に関しては「高学年になると、男の子はほぼスポーツブランドかも」といった口コミも見かけます。
スポーツブランドは、さまざまな学校グッズが用意されているため、コーディネートしやすいのが魅力です。お気に入りのスポーツブランドがあるなら、ランドセルとサブバッグ、上靴袋や体操服袋、筆箱や下敷きなど、すべて同じブランドで揃えるのも良いでしょう。
まとめ
小学生は多くの荷物を持って通学します。ランドセルだけで運べると理想ですが、むずかしいのが現実です。
「手作りする」「既製品を購入する」「幼稚園や保育園のもので代用する」など、方法はさまざま。裁縫の得手不得手や、入学準備にかけられる時間などを考慮して決めましょう。
お気に入りのサブバッグがあれば、学校に楽しく通えるはず。サイズや機能性をたしかめた上で、子どもが気に入るサブバッグを一緒に選ぶことをおすすめします。
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