ランドセルの購入時期が年々早まっています。手元に早く届く分、入学まで保管しておかなくてはなりません。
「箱に入れたまま?」「それとも箱から出しておく?」「きれいに保管しておける場所は?」など、届いたランドセルを入学までどう保管すればいいのか、迷っている方も多いことでしょう。
そこで今回は、ランドセルの正しい保管方法や保管場所についてまとめました。
箱から出す?出さない?ランドセルの正しい保管方法
ランドセルを入学まで保管しておく場合、「箱に入れておく」ことをおすすめします。
なぜなら、箱から出して保管すると、ほこりをかぶりやすくなるため。まだ小さな弟や妹、ペットがいると、悪気なく落書きしたり、引っかいて傷をつけてしまったりする可能性もあります。
一度箱を開けて中身の確認をし、記念撮影なども済ませたら、元の箱に戻しておきましょう。ただし4月まで長期間きれいに保管するには、気をつけたいポイントが2つあります。
(1)できれば縦置きする
ランドセルは、店舗で陳列されているのと同じように「縦置き」で保管するのが理想です。縦置きにすることで型崩れ防止になります。
スペースの問題上、横置きにせざるを得ない場合は、横置きでも構いまません。ただし「背当てが下、かぶせ(フタ)が上」になるように置いてください。
(2)届いたときと同じようにしまう
箱へのしまい方によっては、金具の跡やシワがついてしまう可能性があります。届いたときと同じ状態にして、箱に入れましょう。
記念撮影した場合、いったん肩ベルトを通しているはずです。忘れずに外して入れておきましょう。新品の状態を保ちやすくなります。
ランドセルの正しい保管場所
ランドセルを保管する場所は、どのようなところが適しているのでしょうか?意識したい3つのポイントを見てみましょう。
(1)直射日光の当たらない場所
箱に入れていても、直射日光が当たる場所は避けてください。直射日光が当たり続けると、ランドセルが変形したり色落ちしたりと、劣化の原因になりかねません。
特に西向きの部屋だと、強い西日が当たることになります。くれぐれも西日が当たらないよう、起き場所に注意しましょう。
(2)風通しの良い場所
ランドセルを保管するなら、風通しの良い場所が理想です。湿気がこもらない場所を選び、カビを防いでください。
保管するとなると、真っ先に思いつくのは押し入れやクローゼットでしょう。でも、押し入れやクローゼットの中は避けたほうが無難です。湿気がこもりやすいため、長期間置いたままにしていると、カビが生えてしまう可能性があります。
とはいえ、他に保管場所がない……それなら湿気対策を万全にしましょう。晴れている日にふすまや扉を開け、換気するようにしてください。特に、早めに購入してジメジメした梅雨や夏を超す場合は、こまめな換気をおすすめします。
室内で保管する場合も、
・結露のひどい窓下
・加湿器のそば
・暖房器具のそば
こうした場所は避けるようにしてください。
(3)弟や妹、ペットがさわれない場所
ランドセルの保管場所を選ぶ際は、弟や妹、ペットにも注意を払う必要があります。
まだ小さな子どもや動物は、とても好奇心おう盛です。知らないものを見ると興味津々で、つい触りたがります。
悪気なく落書きするかもしれませんし、爪を立てて傷をつけてしまうかもしれません。遊び半分で、箱の上に乗ってしまう可能性も否定できません。
きれいな状態を保ち、箱崩れや思わぬ破損を防ぐためにも、きょうだいやペットがさわれない場所に保管するようにしましょう。
保管する前に、中身の確認も!
箱に入れて保管する場合でも、まずは中身を確認しましょう。ランドセルが届いたら中身を全部出し、次のポイントをチェックしておくことをおすすめします。
・付属品はすべて揃っているか?
・汚れや傷はないか?
・カギはちゃんと閉まるか?
・保証書は入っているか?
チェックして、万が一不具合があった場合は、早めにメーカーや販売店に連絡しましょう。入学式直前に気づいて対処しようとしても、修理や交換が間に合わないかもしれません。いい気分で入学式を迎えるためにも、届いたタイミングで確認しておくことが肝心です。
保証書の有無も必ずチェックしてください。ランドセルは6年間使う大切なものです。トラブル時にすぐ使えるよう、ランドセルから出して、保管しておくと良いでしょう。
箱から出す場合は、不織布を使うと便利!
ランドセルを入学まで保管しておく場合、箱に入れておくのが理想です。とはいえ、スペースが確保できないケースもあるでしょう。その場合は、箱から出して保管しても構いません。
ただし箱から出した状態だと、ホコリがつきやすくなります。むき出しだと、直射日光が当たるのも気になります。
そこで便利なのが、100円ショップなどで売られている不織布収納袋です。
不織布とはその名の通り「織らない布」のこと。繊維と繊維のすき間から空気を通しながら、ほこりはシャットアウト。湿気を通さず、汚れや傷つき、日焼けによる変色などから守ってくれます。
近年では、100円ショップに行くとさまざまな不織布収納袋が売られています。大きめのカバンを入れることを想定した巾着タイプの袋なら、ランドセルにもぴったりです。ぜひうまく活用してください。
まとめ
ランドセルは、6年間使うことを想定して丈夫にできています。ただし日焼けや湿気などに弱いというデリケートな一面もあります。ランドセルが入っていた箱に戻し、適切な場所できちんと保管しておきましょう。
ただし、スペース上の問題もあります。箱の保管スペースがない場合は、不織布収納袋などの便利なグッズも活用して、いい状態を保ちましょう。
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